スキーもスノーボードも危険なのに、なぜ子どもを連れて行くの?
ゲレンデで怒鳴ってまで、なぜ教えるの?
そんな風に思っているスキーヤー・スノーボーダーの大人の方はいらっしゃると思います。
確かに、転倒の危険、衝突の危険、墜落や遭難、雪崩などの危険に加えて、最近では火山の噴火の危険まで加わり、そんな危険なところに、わざわざかわいいこどもを連れて行くなんて…って思われるのもわかります。
ですが、いいこともたくさんあります!
今回は、元スノーボーダーで、2児の母である私が、こどもにスキー・スノーボードをさせるメリットを紹介します。
1.親と共通の趣味を持てる喜び
こどもの頃から、親と共通の趣味を持てるというのは、スポーツならではです。
特に、スキー・スノーボードをされるご両親なら、爽快感、開放感などご存知でしょう。
こどもと一緒に味わえるなんて、最高に幸せです。
また、リフトの時間も貴重な親子の対話の時間。
普段は、ゲームやTVばかりで会話がなくても、いつもは話さない事を聞けたり、ゲレンデコースや滑りについて、こどもと意見交換できるなんて、ワクワクしませんか?
「あのコースの左にジャンプできるポイントあんねん!」と、こどもから聞ける日もすぐですよ!
2.危機管理能力が身につく
「子供の成長にはキャンプがいい!」というのと同じです。
普段とは違う環境で、予測不可能な事態が起こった際に、どう対処するのか?とても鍛えられます。
荷物の用意→ ウエア、用具の装着→ 操作する力→ 滑走中の危険予知と回避→ 転倒した際の対処→ その他トラブルがあった際の対処…ざっと考えただけでも、これだけあります。
もちろん、普段の生活でも、持ち物の点検や、自転車の運転などでも鍛えられますが、普段とは違う環境で、どうするのかを考えることが重要です。
例えば、トイレ1つにしても、今、行きたくなくても行っておかないと、後で面倒なことになったり、漏らしてしまったりする事を学習します。
暑さ寒さも、調節が大変です。
気温や体感で、着るものの調節を予測する事が必要です。
親もアドバイスしますが、結局、体感するのは自分自身です。
暑さや寒さにも敏感になります。
親とはぐれてしまったら?忘れ物をした場合は?など、親もどうするか考えないといけない場面がたくさんありますよね。
このように、楽しく滑りながらも、いざという時どうするかを考える力が身についていきます。
3.身体能力の向上
言うまでもなく、スキー・スノーボードは、スポーツです。筋力、持久力はもちろん、バランス能力が鍛えられます。
こどもの運動神経形成は、12歳までに完成すると言われています。
こどものうちに楽しく体を動かすことで運動神経が発達するのです。
普段の遊びでももちろん鍛えられますが、普段とは違う体の使い方をすることで、様々な神経が発達します。
4.自然に触れる
雪が降らない地域では、スキー場は特別な場所です。
リフトで登るとはいえ、頂上から見る景色は格別です。
天候によって暑さ寒さも変化し、キリが出たり、雨が降ったりと、様々な気候を体感できます。
いつも、滑るのに最高な天候になるわけではないですが、そのおかげで、天気とゲレンデコンディションが最高な時のありがたみも格別です。
まとめ
もちろんいいことばかりでもありません。大変なこともたくさんあります。
でも、何回か行ってるうちに、おとなもこどもも慣れてきます。
こどもの成長を手助けする手段として、ぜひ、スキー・スノーボードを楽しんでくださいね!
その他関連記事
こどものスキー・スノーボードは、買ったほうがいい?レンタルでいい?
こどもスキーヘルメットの必要性&メガネっ子も大丈夫!オススメの一品はこれだ!!