以前紹介した「家庭用ミニトランポリンカバー」はボタンホールを開けるものでした。ミシンが得意な人にすれば、少し知っていれば出来るものですが、あまり得意でない人にはハードルが高いため、今回はボタンホールなしの作り方に挑戦しました。
やり方や慣れにもよりますが、こちらの方が簡単で早く出来ると思います。ぜひチャレンジしてみて下さい!
ボタンホールで作るカバーの作り方はコチラ
家庭用トランポリンのカバーを手作りしてみました!
● サイズ確認 ●
まずは、サイズを確認して、どのくらいの生地が必要か計算します。
今回作成するのは【直径102㎝の6本足】のトランポリンです。
同じトランポリンを使用してる場合は、計測せずに同じサイズで作ってみてください。
直径102㎝の円周を計算するには小学校の算数です…(;^ω^)
「直径×3.14=円周」でした。ということで
102㎝×3.14=320.28㎝
320㎝の長さのカバーが必要と言うことになります。
今回はボタンホールを開けずにトランポリンの足を通す部分を作ります。
足の数分6個の穴が必要なので、生地を6等分します。
なので…
320㎝÷6=53.3㎝
それぞれ縫い代を2㎝づつプラスして57.3㎝の長さが必要となります。
幅の決め方は、
「トランポリンの端からバネが隠れるまで①」+「ゴム通し分の縫い代3㎝」+「サイドの厚み②」+「足の直径+はみ出す布2㎝分③」+「縫い代2㎝」
(下の図を参照)
今回の場合
12㎝+3㎝+3㎝+6㎝+2㎝=26㎝
26㎝幅の布が必要と言うことになります。
と言うことで…
57.3㎝×26㎝ の大きさの生地が6枚必要になります。
これをふまえて…生地がどれだけ必要か考えます。
生地にはもともと決まった幅があります。
90㎝・102㎝・115㎝・120㎝…と、なぜかバラバラです。
先にどの生地にするか選んでから、計算するといいと思います。
今回は90㎝の生地だったので、図の様にカットする予定で120㎝分購入となります。
実は…
今回、ボタンホールありで生地をケチって作る予定だったのですが、思い付きでボタンホールなしで作ることにしました。なので思ったように裁断できず、ギリギリの縫い代で作ったため、見本の写真と実際のサイズに違いがあります…ごめんなさい。ただ、ギリギリでもなんとかできたのでサイズはこの通りじゃなくても大丈夫です!
● 材料 ●
〇キルティング生地(サイズ確認を参照に必要分)
〇ミシン糸…生地に合わせたお好きな色で
〇ゴム…円周の1/3(320㎝÷3=約107㎝)を2本
キルティングは薄いもの厚い物色々です。通販ではわかりにくいですが、カバーの役割として指が挟まなければいいのなら、薄くても問題ないです。当たった時のクッション性を求めるなら厚めにしてください。
ちなみに、厚めの生地ならミシン針も厚手の生地用に変えてくださいね。
● 作り方 ●
①裁断
サイズ確認を参照に裁断します。本当なら生地の方向とかあるのでしょうが、私は気にしません。
②布の端の始末
裁断した長方形の布の短い方(26㎝)の端をジグザグミシンをかけてほつれないようにします。
(今回私は省きました。)
③6枚をつなげて輪にする
図のようにつなげる為、26㎝の部分を、中が表になるように重ねあわせて縫い合わせます。
この時に足を通す穴を作るのがポイントです!
その為に、印をつけます。
※こちらもギリギリ作戦の為、実際の布とサイズ表記が違います…
縫い代3㎝分は縫って、4㎝は縫わずに、残りを縫います。それぞれ始めと終わりは返し縫いを忘れずに。
すると…あ~ら不思議!穴が開いてるではありませんか!
ここに足を通すのです!
すべて縫い終わったら、アイロンでしっかり割ります。
(なくてもいいですが、やった方がその後の作業がしやすいです)
※ギリギリ作戦の為、縫い代1㎝しかありません。今回の説明では2㎝取っています。
※スピード重視の為、端のジグザグミシンはしておりません。
④ゴムを通す部分を縫う
トランポリンの表側はゴムの入り口を2㎝くらい開けて、一周ジグザグミシンで縫います。
(端の始末をジグザグで縫ってから、直線縫いをしても構いません。)
足を付ける側のゴム通しは見えない為、ジグザグはせず、直線のみにしました。
スピード&ケチ作戦です…(;^ω^)
もちろん、きれいに三つ折りにしたり、表と同じようにジグザグミシンで縫ってもOKです!三つ折りにする場合、縫い代が4㎝ぐらいあった方がやりやすいです。(生地が厚いので縫いにくいのと、ゴムが通りづらいので…)
本当にギリギリだったため、この後ゴム通しで苦戦します…(T_T)
⑤ゴムを通す
あとはゴムを通して、端同士を結べば完成!!!
⑥カバーをかけて完成
足をはずしてカバーをかけて、穴に足を通すようにはめて完成です。
● まとめ ●
作った感想としては、こちらの方が簡単で早いですが、生地の取り方に無駄が出やすい気がします。余った生地は鍋つかみやポーチつくるのに置いとけばいいかなと…。
トランポリンのカバーは傷みやすいし、デザインも飽きるので、ぜひ手作りにチャレンジしてみてください!
また、大きなトランポリンがある施設にもぜひ行ってみてくださいね!