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こどもが石を拾ってくる!なぜ?どうする?石は拾ったらダメなの?

投稿日:2017年11月19日 更新日:

こどもって、石を拾ってきませんか?うちの息子たちは、よく拾ってきました…なぜでしょう…?そして、その石たちはどうすればいいのでしょう?また、この件を調べるにあたって「石はむやみやたらに拾ってきてはいけない」という考えも発見しました。その意味についてもまとめたいと思います。

<目次>

1.なぜ拾ってくるのか?
2.拾ったものをどうするか?
3.「拾ってきてはいけない」の意味
4.まとめ&絵本紹介

1.なぜ拾ってくるのか?
これはもう、「宝物だからコレクションしたい!」の一言につきます。男の子に多いような気がしますが、コレクション癖は、こどもの頃からあるようです。
今の世の中、食べ物やおもちゃは、いつでも買い与えてもらえる恵まれた環境にいるこどもも多い中、自然の中から、自分の気に入ったものを見つけ出したい気持ちは、DNAに刷り込まれた本能ではないかと思います。遠い昔、人間は狩りをして暮らしていました。動物や植物を狩りして生きていたのです。また、その際に使う道具(例えば石器の材料となる石や、土器を作る粘土など)も、自ら見つけてこなくてはなりません。そんな、「自然の中から何かを見つける行為」は、本能であり、達成することで、うれしい気持ち(食べ物にありつける!)、安心する気持ち(しばらくは家族を養える!)がおこるのではないでしょうか。ま、おおげさかもしれませんが、コレクションするって、口では理由を説明できない何かかがあり、「集めたいものは集めたい!」って、気持ちがあるものです。
その後、その狩りをした獲物を「見せたい!」そして「ほめて欲しい!」ので、持ち帰って、家の人にお披露目するのです。なので、いい狩りをするおとなに育てたければ、うそでも「いいものを見つけてきたね~」と、ほめてあげる事で、また狩りをしようと思うのです。「何拾ってきたの!汚い!捨ててきなさい!」なんて言われちゃった日には、「俺には狩りの才能がないんだ…」と、狩ることをやめてしまったり、「俺の狩りのセンスがわからんやつの言うことなんか聞くものか!」と、反抗的になります。ここでは「狩り」に、例えていますが、情報を仕入れてくる、面白いことをみつける、といった「好奇心」を育む事にもつながります。好奇心は、知りたい、見たい、確かめたいといった欲求から始まります。この気持ちはなんと言っても「勉強したい!」の気持ちとつながっているのです!男の子が拾ってくる石や枝を「汚い!捨ててきて!」といっている、お母さん!こどもの勉強嫌いをスタートさせるかも?と思って、ここはぐっとこらえて、「いいもの見つけてきたね~すごいね~」と、顔をひきつらせてでも、言ってみましょう!
2.拾ったものをどうするか?
1.で、ぐっとこらえて、こどもの「狩り」を尊重したところで、やっぱり家の中に、外で拾ってきた石を並べられるのはいやのもの…そこは正直にその気持ちを伝えるべきです。まずは、こどもの気持ちをくみ取り「いいもの見つけたね!」「でも、お外にあったものをおうちのなかにいれるのは汚いと、私は思うからやめて欲しいんだけど…?」ここでこどもの反応を確かめます。例えば「すぐ戻してくる。」「玄関ならいい?洗ったらいい?ひとつだけならいい?と、解決策を提案してくる。」などです。また、そこでお互いの意見を交換して、それなら許せるところで、解決しましょう。この、「交渉」を行う練習が、将来の営業やプレゼンに役に立つというものです。お母さんを納得させれないようでは、社会でトップには立てません。いかに相手を納得させるか、こどもなりに考えます。頭ごなしに否定せずに、交渉する技を磨いてあげましょう!
その後、その石をどうするか、いくつかの例をあげておきますので、参考までに…
①庭に並べる   まさにコレクション!
②植木鉢に並べる   庭がないお宅は、ベランダで…
③玄関前に並べる   せめてうちの外に…
④期限を決めてかざる  交渉で「ひとつだけ」「洗ってから」など、条件をつける事もありです
⑤入れ物をきめてその中に入るだけならOK   あふれてしまったら厳選していらないものを捨ててくる

3.「拾ってきてはいけない」の意味

「むやみやたらに石を拾ってきてはいけない」ということを、聞いたことがありますか?私は今回はじめて知りました。

川原などの石を拾ってきてはいけないというのには、「石には霊が宿っていて、中には、悪い霊がついてる石がある。」という考えです。特に川は、生き物が苦しんで死にやすい場所でそこに霊がとどまりやすく、川原の石にのりうつりやすいとの事です。実際に霊感が強い方は石の良し悪しを感じるそうです。私には、霊感はありませんし、あまり気にしないほうですが、気になる人は、拾わないほうがいいかもしれません。ただし、こどもに霊の話をして、怖がらせるのもよくないので、「石の神様は元の場所にいたいみたいだから、かえしてあげようね」程度にしておきましょう。

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4.まとめ&絵本紹介

たかが石、されど石… 石を拾ってくることひとつで、人間の過去からこどもの将来まで想像しましたがいかがでしたか?

「うちの子、石ばっかり拾って大丈夫かしら?」と、思う方もいらっしゃると思いますが、そのまま石好きになり、地質学者や考古学者になったりするかもしれません。好きなものを認めてあげて、一緒に楽しめると尚、良いですね!
また、石を探すことについて、素敵な絵本がありますので、紹介しておきます。

「すべてのひとに石がひつよう」
バード・ベイラー (著),‎ ピーター・パーナル (イラスト),‎ 北山 耕平 (翻訳)

すべてのひとに石がひつよう [ バード・ベイラー ]

価格:1,944円
(2017/11/19 00:55時点)

あなたは、自分の石を持っていますか?石はそれぞれが記憶装置ですし、生きている小さな地球です。石とのつきあい方がわかってくれば、地球とのつきあい方もわかります。自分の石を手にいれたとき、あなたは地球とひとつにつながるのです。自然のこと、地球のこと、友だちのこと。次世代に残したい、大切な1冊。(BOOKデータベースより)

こどもたちがすてきな「自分の石」に出会えますように…

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