虹とは…いったいどういう現象でしょう?
虹(にじ)とは、赤から紫までの光のスペクトルが並んだ、円弧状の光である。気象現象の中でも、大気光学現象に含まれる。
太陽の光が、空気中の水滴によって屈折、反射されるときに、水滴がプリズムの役割をするため、光が分解されて、複数色(日本では七色とされる)の帯に見える。雨上がり、水しぶきをあげる滝、太陽を背にしてホースで水まきをした時などによく見ることができる。虹色は多色の一つとも言える。Wikipediaより
Wikipediaによるとこんな説明がありましたが、子どもには難しいですね…
私は「水のつぶつぶに太陽の光が当たって、虹がみえるんやで。」と説明しました。息子は「ふーん。」とだけ、言いました。わかったのか、わからないのか…。
「虹の7色の順番って?なんやったっけ?」
小学二年生の息子の素朴な疑問。これにはすぐに答えられます。
外側から…
赤
オレンジ
黄色
緑
青
藍色
紫
色鉛筆をならべる時と同じならべ方です。
でも、この色はなんだか不自然だと、昔から思っていました。
なぜ藍色があるのでしょう?
どちらかといえば、黄緑がある方が自然ですよね…。色鉛筆に藍色は無いですし…。
そもそもあなたも7色に見えていますか?
実は、この7色を決めた人がいたんです!!この話は後程…
ちなみに、二本虹が出てる場合、二本目を副虹といい、色の順番が逆になります。もし見かけたら、よく見てください。
世界では7色ではない!?
世界中で虹は見られますが、文化の違いによって、色の表現は様々のようです。
アメリカ 赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色
ドイツ 赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色、または+藍色の7色
昔の沖縄地方 赤、黒または赤、青の2色
昔の中国、日本 赤、黄、緑、青、紫の5色
なお現代でも、かつての沖縄のように明、暗の2色として捉える民族は多いそうです。
びっくりですよね。2色だなんて…。
当然、アメリカで描かれた絵だと、虹は6色になっています。
7色と決めた人とは?
実は、虹は7色と決めた人は、ニュートンだそうです。
ニュートンは虹には無限に色があることをわかっていたにもかかわらず、オレンジと藍色(インディゴ)を足して7色にした理由は、
①7という数字が神聖な数字だから
②音階(ドレミファソラシ)に合わせたから
だといわれています。
その考えが、日本に取り入れられて7色が定着したようです。
”ラッキー7”は確かに縁起がよさそうですね。虹をみるといいことありそうな気がしますし。
まとめ
虹は7色に見えるかと言われると難しいところですが、意外にもニュートンが決めたものと思うと、また違った虹が見えてきそうですね。